東京砂漠を緑の東京へ・私の初夢
新年おめでとうございます。
今年はJVECにとって大きな意味のある年になると思います。
さて中村哲さんはアフガニスタンで荒地に水を引き、緑の野に変えていきました。
医師でもある中村さんが、トラクターを運転して護岸工事をしている様子がテレビで紹介されていました。
中村さんの思い、言葉が一つ一つ胸に迫ってきます。
そして改めて自分は何のための屋上菜園・果樹園・緑化の仕事をしているのか、原点に還るように促されました。 昔の歌に「東京砂漠」というのがあります。
1964年、前川清と内山田洋とクールファイブのヒット曲です。
「空が哭いている 煤け汚れて」で始まり、「ビルの谷間の川は流れない 人の波だけが黒く流れていく」
当時は高度成長期で東京の空は工場から出る排気ガスで汚れていました。
歌の主人公の女性は「あなたに巡り逢うまでは そうよ この都会(まち)を逃げていきたかった」と言います。
空気のきれいな地方から働くために東京に出てきた若い女性なのでしょう。
女性は愛する男性に出逢い「あなたがいれば あなたがいれば陽はまた昇る この東京砂漠」
・・・あれから55年。
東京も大きく変わりました。
大小の建物で埋め尽くされたビル砂漠・東京。
無縁社会になりつつあります。
孤独、ストレスが砂漠の砂のように吹きすさんでいます。
緑の野が必要です。
都会の緑の屋上は身体とこころの「オアシス」になります。
新しいコミュニティです。
2030年、東京都心の上空を飛ぶ飛行機から地上を見ると、緑の野が広がっている。
「緑があれば 陽はまた昇る 菜園があれば 元気になれる 笑顔が溢れる」
私の初夢です。