2021年10月の活動報告
①北千住ルミネ 屋上菜園「ブドウにお礼肥、次はサツマイモの収穫」
秋も深まり、日によっては肌寒く感じられるようにもなってきました。そんな中、ここ北千住の屋上菜園ではまず、ブドウにお礼肥(果実の収穫後に与える肥料)を施しました。先月で収穫がすべて終わったブドウは10月に入るとほぼ葉を落としており、ほんのひと月前とは大きく見た目を変えていました。ブドウも落葉樹であることがよくわかります。来年の成長と実りにも期待を込めて、たっぷりと肥料を撒きました。
サツマイモも地中の状態を確認するなどして、収穫のタイミングを計っています。
また10月は雨天で作業ができないことがあり、菜園全体で雑草が増え気味となってしまいました。そのためコツコツと除草も続けています。
木枠の修繕などについても検討を行なっており、本格的な再開が待ち遠しい秋の菜園です。
(藤掛記)


②三井住友海上火災保険 駿河台菜園「密を避けてリアルな現場指導再開」
10月から新型コロナウイルスの規制が解除されましたので、密を避ける形で2回に分けてリアルな講習会を毎週土曜日、午前9時~10時、10時~11時と菜園で持つことになりました。利用者の皆さんから新型コロナウイルスの規制期間中、現場指導の要望が、皆さん難しいとはわかっていてもずっとありました。そしてやって皆さんの利用区画で短い時間という条件でご質問にお答えし、栽培指導ができるようになりました。利用者の皆さんはしっかり秋野菜の栽培に取り組んでおられ、野菜は順調に成長しています。ただ今年は害虫が多いのでJAS有機認証を受けた農薬を使っています。
(阿部記)

③押上 こまち墨田館 屋上菜園部会 「秋冬野菜はコロナに関係なく順調に成長中」
新型コロナウイルス問題でまだ入居者の皆さんが屋上菜園での栽培作業には参加されない、という状態が続いています。こまち墨田館には農作業経験者の方が何人かいますので、屋上での農作業を楽しみにされています。実家が農家だったとかあるいは若い時には畑で農作業をしていた、懐かしい、という声を聞きます。こまち墨田館は自分で歩き、身の回りのことは自分でできる方が殆どなので、新型コロナウイルス問題で外出もままならない状況にフラストレーションを感じているのではないでしょうか。11月にはサツマイモ掘りを予定しています。
一方屋上菜園では秋冬野菜のダイコン、ハクサイ、ブロッコリーが新型コロナ問題に関係なく、順調に育っています。12月に皆さんが鍋を囲む時期に是非皆さんで収穫して頂きたいと願っています。
(阿部記)


④入谷 フレスコ浅草 屋上菜園部会 「落花生の収穫」
こちらの屋上菜園ではいろいろな野菜を栽培しています。落花生が収穫の時期を迎えつつあります。月末に土の中の実を試しに引っ張りましたら、しっかり実がついていました。落花生の収穫を楽しみにされている入居者の方が職員に車いすを押してもらってたびたび落花生のところに来ていると聞きました。11月中旬にはできることなら入居者の皆さんと一緒に収獲したいのですが、どうなるでしょうか。またサツマイモも11月中旬に、一緒に収獲する予定です。
他の野菜、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリーは順調に成長しています。
(阿部記)


⑤神田 事務所ビルの屋上菜園「神田のビルの屋上の自然」
3月に種を蒔き、春から夏にぐんぐん成長する姿を見せてくれた藍。
7月と8月に刈り取って乾燥させた葉でTシャツや手ぬぐい、風呂敷を染めました。
9月になってもまだまだ成長し葉を茂らせる藍、10月に入ると花が咲き始めました。
藍の花!ご存知でしょうか?
ピンクの小粒の花が穂に添って並んでいます。
最後は来年の春蒔くための種を取り、今年の栽培は終了。
葉は乾燥させておき、藍染めをする時まで保管します。
(伊藤記)

