2022年1月の活動報告
①北千住ルミネ 屋上菜園「ブドウの剪定と冬」
特に寒さが厳しい今年の冬。それでも屋上は太陽の光を遮るものがほとんどなく、日差しを受けながら体を動かしていると、冷たい風が吹いていても時折暖かく感じられることがあります。
そんな一月はまず、ブドウの剪定を行いました。毎年ブドウが葉を落としているこの時期に欠かせない作業です。
またこの屋上菜園では、引き続き除草を中心に管理を行っています。数週間前には生えていなかった小さな雑草も、引き抜いてみると意外と深く根を張っていることがあります。小指の先ほどしかないほんの小さな雑草でも、地中数センチに根を伸ばしていることもあります。
その逞しさに驚かされると同時に、日々目に見えないところで変化が起きていることを実感させられます。
(藤掛記)


②三井住友海上火災保険 駿河台菜園「冬越し野菜の栽培とコロナ感染予防」
駿河台菜園は利用者の皆さんが自分の区画で野菜栽培をする貸出菜園です。
通常はJVECの栽培指導スタッフが毎週土曜日の午前中に出動して菜園で皆さんに栽培指導をし、2ヶ月に一回講習会を開催しています。しかし、それも新型コロナウイルス問題で十分に行うことができなくなりました。ということで新しい対応として、以下2つのことを実施しています。
1.現場指導の代わりにメールで指導させて頂いています
2.利用者の皆さん向けのリアルの講習会の代わりにその時期の栽培内容を動画撮影して皆さんに見て頂いています
新型コロナウイルス問題が収束するまで、このやり方を続けていきますが、今回特にその効果が確認できたのは動画です。動画であれば利用者の皆さんは繰り返し見ることができます。そして今後取り組んでいきたいことはZoom会議での講習会です。ピンチは新しいことに取り組むチャンスなのかもしれません。
是非そうしたいと思います。
(阿部記)


③押上 こまち墨田館 屋上菜園部会 「ダイコンとハクサイを一緒に収穫」
依然として新型コロナウイルス問題がありますが、1月の上旬、新型コロナウイルスの感染者が減っていたこともあり、お二人の入居者と職員の皆さんと一緒にダイコン4本とハクサイ4株の収穫ができました。入居者の皆さんの笑顔がとても印象的でした。次回は残りのハクサイの収穫を予定していましたが、下旬に出動したら、鳥が収穫していました。おそらくカラスでしょう。またブロッコリーの葉も食べられていました。冬のこの時期はよほど食べ物が少ないんだな、と思わされました。ネットをしっかりと張り直した次第です。現在屋上菜園ではスナップエンドウ、イチゴの冬越野菜が成長しています。ハウスの中での栽培ではありませんが、野菜たちは厳しい寒さの中で根を張り、伸ばしています。人として何か教えられるような気がします。冬越し野菜はあと2ヶ月で春を迎えます。私たちも春を迎えます。今年はマスク無しでお花見ができるといいですね。
(阿部記)


④入谷 フレスコ浅草 屋上菜園部会 「カリフラワーとハクサイの収獲」
冬越し野菜としてはスナップエンドウ8株、ソラマメ2株、イチゴ6株が植わっています。寒さのせいか、スナップエンドウの成長はゆっくりです。今は15cmぐらいまで伸びています。支柱を立て、誘引を始めています。カリフラワー、ハクサイが収穫時期になっています。カリフラワーは直径12cmぐらいの真っ白な大きな花蕾になっています。こちらの老人ホームではできる限りJVECは収穫しないで、職員の皆さん、入居者の皆さんに収獲して頂くようにしています。大きなハクサイを収穫して冬鍋の材料として使っていただければ幸いです。
今年の夏野菜用の土づくりに入っています。冬越し野菜の場所を注意深く避けながら堆肥、元肥を入れていきます。4月下旬から夏野菜の植え付けが始まります。出来れば3月上旬にはジャガイモの種芋の植え付けもしたいところです。
(阿部記)


⑤神田 事務所ビルの屋上菜園
神田の屋上菜園は春の準備を始めています。
ブドウの剪定と誘引。春になりできるだけ多くの葉に日光を当てるため混みあった枝を整理し、支柱に固定しました。
レモンの木は1月までは土が15センチの深さしかなく窮屈そうでした。
根を伸ばせるように菜園の木枠を2重にして、栽培土を入れて30センチの深さにします。
作業中に太陽の高さが高くなってきたことを感じます。陽射しが強くなってきました。
間もなく春、葡萄の若葉の芽が出てくるのが楽しみです。
(伊藤記)


