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屋上菜園物語

 

〜あとがきに代えて〜

 <「菜楽」のススメ>

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人は何かを始めても続けていくことがなかなかできません。たとえば健康のために運動しましょうと言われたとしたら、早速始める人は何人かいることでしょうが、続ける人はガクンと減るはずです。「今日は疲れたから、時間がないから、その気にならないから…」理由はいろいろでしょう。
私自身がそうです。健康のために毎日3種類の運動(スクワット、腕立て伏せ、腹筋運動)をすることにしていますが、全部できたという日は殆どありません。スクワットだけでもするようにしていますが、10回3セットの目標を実現することはめったにありません。途中で止めたりしています。いい加減ですね。

運動学の先生が楽しく身体を動かす「動楽」をススメていますが、どのようにしたら運動が楽しくなるのか、具体的なことは残念ながらあまり書いていません。楽しみ方は読者が自分で工夫して考えるように、ということでしょうか。

さて最近はマンションのベランダで、自宅の庭で野菜を栽培する人が増えてきました。ホームセンターに行きますと、野菜栽培のための土壌、肥料、資材、苗、種が大量に並べて置いてあります。野菜栽培愛好人口は確実に増えています。

野菜栽培を愛好する人達に、私が是非おススメしたいことは「野菜づくりを楽しむ」ということです。野菜栽培に遊び心を加える。私たち日本人はどうしても真剣に物事に取り組んでしまいます。それがあったからこそ、現在の豊かな日本があるのでしょうが、これからは経済的な繁栄だけでなく、人生を楽しむ気持ちと時間をもっと多く持ちたいものです。

私は都会の皆さんにあらゆるシーンで野菜生活を楽しんでほしいと願っています。音楽を楽しむように「菜楽」を日常生活の中に、さらには仕事の中に取り込んでいって頂きたいのです。そうしますと毎日の生活が少しづつ変わっていきます。またパソコンの前に座って仕事をすることが多い、ビジネスパースンの皆さんにもまたとない気分転換、リフレッシュの時となります。

音楽、動楽、そして菜楽。もっともっと人生を、仕事を楽しみましょう!

特に菜楽はそれほどおカネもかかりません。野菜との対話も楽しんでください

皆さんが野菜生活を楽しむ中で、皆さんご自身の「菜園物語」が生まれることを願っています。

 

 

屋上菜園物語 完

 

 

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