「屋上菜園は都会のユニバーサル空間」
〜BLOG〜 屋上菜園は幼児から高齢者迄楽しむことができる、ちょっと特別な場所です。身体に害を及ぼすような農薬を使っていないので、安心して野菜に触れ、さらには世話をすることができます。収穫イベントの際、いつも見ててうれしいのはお子さんたちが楽しそうに収穫する姿です。毎日の都会生活の中ではこのような機会は殆ど無いのでしょう。高齢者の皆さんは野菜を見ながら四季の変化を感じるのではないでしょうか。屋上菜園なら車椅子の方も野菜を見たり、簡単な作業もできます。みんなが楽しむ場所 -屋上菜園をそんなところにしたいですね。

8月の部会活動報告
①北千住ルミネ屋上菜園部会
「小玉スイカ収穫 大中小合計45個」 8月4日(土)5日(日)とスイカの収穫イベントがあり、地元のお客様に25個の大中サイズの小玉スイカを収穫して頂きました。 小さなサイズのもの20個はルミネの営業部に。収穫後のスイカの区画では、土壌の太陽熱消毒を行いました。まずは収穫の済んだスイカのツルや葉を支柱やネットなどと共に全て撤去します。そしてキレイになった区画に20センチ程度の高さの畝を作り、そこへ元肥の油粕とたっぷりの水を加え、最後にビニールシートを被せて水嚢で固定します。太陽の熱を集めて利用するこの消毒法では、土中の病害虫を死滅させることができ、雑草予防などの効果も期待できます。少量の土を消毒する場合はビニール袋に土を入れて水を加え、口を縛って日向に置いておくことでも同様の効果が得られます。 記録的な酷暑となっている今年の夏ですが、シシトウやピーマン、ブドウなど他の野菜や果実も暑さに負けず順調に実っています。 (藤掛) ②「屋上菜園で親子一緒に野菜づくり&自然ふれあい教室」部会
<遊心さん+JVEC 「屋上菜園で
「屋上菜園・都市の近未来の姿」
〜BLOG〜
社会学者見田宗介氏の近著、「現代社会はどこに向かうか」(岩波新書)を読んで、思わずうれしくなりました。
見田氏は日本と世界の青年の価値観が大きく変わってきていることをデータに基づき紹介し、生存の物質的基本条件の確保のための経済成長優先主義から、また未来の幸福のために今を犠牲(手段)にする生き方から、今を楽しむ、現在に幸福を感じる生き方に価値観が大きく転換していると説明されています。
キーワード的には、シンプル化、ナチュラル化、持続可能性、脱商品化・・・。 我田引水になりますが屋上菜園はまさにこれらのキーワードを具体化しています。
成熟社会とは人と人との関係、身体と自然との交流に深い、持続的な幸せを感じることができる、そんな社会ではないでしょうか。

7月の部会活動報告
①北千住ルミネ屋上菜園部会 「夏野菜最盛期」 今月の北千住ルミネでは、スイカとトウモロコシの人工授粉を中心に作業を行いました。
スイカの人工授粉は、雄花と雌花を直接こすり合わせるようにして行います。スイカは花の下に膨らみがあるかどうかで雄花と雌花を見分けることができるので、まず膨らみのない雄花を摘んで花びらを取り、次にそれを膨らみのある雌花に優しく慎重に雌花にこすり合わせるようにして人工授粉させます。その結果7月下旬の時点で約40個の実がついています。 一方のトウモロコシは必ず先端に雄花が付く性質があるので、トウモロコシ全体を揺らし花粉を飛散させることで受粉を促します。トウモロコシも20本ほど収穫できそうです。このように一口に人工授粉と言ってもこのように大きな違いがありますが、いずれも収穫を確実にするためには重要な作業です。 また今月はシシトウやピーマンの収穫なども行いました。 ②「屋上菜園で親子一緒に野菜づくり&自然ふれあい教室」部会
<遊心さん+JVEC 「屋上菜園で親子一緒に野菜づくり&自然ふれあい教室」> 夏の晴れた日の屋上は高温に