老人ホームの屋上菜園
~BLOG~
人生100年時代を迎えています。高齢者にとって何を生きがいにして生きていくか、
大きな問題となってきました。生きがいを考えていく上で、
人生に対する価値観を見つめ直すことが大事なのではないでしょうか。
「幸せ」「生きる喜び」は自分にできる、身の周りのことから始まります。
それがどんなにささやかなことでも。そのためには日常生活に対するきめ細い感受性が必要です。
浅草の老人ホームの屋上菜園で車椅子の入居者のMさんと一緒にシュンギクの間引きをした時、
「屋上で野菜の手入れができるなんて思っても見なかった。本当に嬉しい」と私の手を
握ってくださいました。
「成功」から「幸せ・生きがい」へ時代の価値観は揺り戻しているのかもしれません。
(阿部)